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歯の豆知識
禁煙と歯周病・虫歯
かむかむ歯科小事典
~禁煙と歯周病・虫歯~
東葛まいにち 平成23年2月9日掲載記事より
今年十月のたばこ値上げに伴い、禁煙ブームが到来しています。受動喫煙防止のために公共施設、職場や飲食店等でも禁煙の動きが広がっています。この機会に、禁煙を試みている、または禁煙しようかと迷われている喫煙者の方は多いのではないでしょうか?
喫煙は、歯周病を進行させる原因の一つになります。歯周病は、歯を支える歯周組織の炎症です。自覚症状に乏しく、放置されがちで、気づいた時には歯周組織が壊され、歯が揺れてくるということもあります。喫煙者の歯肉は血行が悪く、歯周病が進行しやすくなりますから注意が必要です。お口の健康のためにも、禁煙をお勧めします。
禁煙のために皆さんあれこれ努力されているようです。禁煙補助薬などが大幅に売り上げを伸ばし、コンビニではガムやアメなどの「代替品」が昨年に比べてよく売れています。
ここで一言アドバイス。
禁煙に熱心になるあまり意識されにくいかもしれませんが、ガムやアメは虫歯の原因になりやすく、口にする際には次の二つに注意しましょう。
①だらだらと食べ続けない。時間を決めて食べるようにしましょう。
②キシリトールなどの代替甘味料を使用したモノを選びましょう。一般にガムやアメには「ムシ歯菌」の栄養源となる砂糖(ショ糖)がたくさん含まれているのです。
「たばこはやめられたけど、ムシ歯が増えてしまった」ということでは悲しいですね。
歯にも気をつけて、健康で快適な禁煙生活を送りましょう。
(新美寿英)